趣旨

東京の自慢の山を
大切にしたいから。

 日本の首都東京には、年間260万人という世界一の登山者総数の、そしてミシュランガイドで3つ星(わざわざ訪れる価値がある)をつけられた高尾山があります。新宿から特急で40分とアクセスが便利でありながら、ムササビをはじめ多くの希少動物が生息する自然豊かな国定公園であり、また中腹の薬王院には薬師如来と、天狗で知られる飯縄権現が祀られる東京屈指の霊山にもなっています。

 このような背景から、高尾山とその周辺のトレイルを多くの観光客、ハイカー、遠足の小学生、自然観察の中高生たちが利用していますが、近年トレイルランナーも増えてきました。ランナーの中には何もわからない初心者や、トレーニングのために走る陸上部の選手もいます。

 そこで、高尾とトレイルラニングを愛するわれわれは「高尾トレイルマナー向上委員会」を立ち上げました、通称「高尾マナーズ」です。

 われわれはまず、マナーガイドを作りました。ハイカーや観光客に、また高尾の自然に迷惑をかけることなく、互いに気持ちよく、安全にトレイルを利用するためのマナーガイドです。裏面にはハイカーや観光客に出会うことの少ない、おすすめトレイルを紹介しています。

 マナーガイドは、われわれの活動に賛同してくれている団体を通じて配布されています。また、月に一度週末、不定期ですが京王線・高尾山口駅駅前でランナーのみなさんに配布しています。加えてマナー啓蒙のために、トップランナーを招いて、マナー講習会、トークショーなどのイベントも開催しています。これらは日程が決まりしだい、このHPやFacebook「高尾マナーズ(高尾トレイルマナー向上委員会)」でお知らせしています。

<< 高尾マナーズ創立メンバー >>

左から、小林、桑原、内坂

小林大允/コバヤシ ヒロマサ

デザイナー:山を走ることに魅了されて、ついに自分自身が納得できる用品を作ろうとブランドを立ち上げる。平日の昼間はのんびり南高尾を散歩している。

桑原慶/クワバラ ケイ

店舗経営:心身ともにタフなトレイルランナーを世の中に増やすべく、トレイルランニング専門店を始める。店舗で運営するクラブを通じて大会ボランティアやトレイル整備活動も行っている。

内坂庸夫/ウチサカ ツネオ

編集者:小学校の遠足で登った高尾山が生涯最初の登山とアウトドア、自称(通いの)高尾ローカル。誰も知らないトレイルを開拓することに燃える、失敗すること多し。