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あなたを救うURL

あなたが終電を過ぎても帰ってこなかったら? 翌朝になってもケータイがつながらなかったら? そして、あなたがどこに行ったのか、誰も知らなかったら? とても残念だけど、誰もあなたを探せません。

高尾山口駅のすぐ近くの小さな沢で、足首を捻挫して一歩も動けない。夜中の氷雨に震えている、なんて誰も知らないんです。

見つけてもらうために

とても大事なことですが、あなたが、その日のトレイルラニングのコースやタイムテーブルを家族や友人に伝えておかないと、そもそもが始まりません。登山界では、そのうえで「登山計画書/登山届」を駅や登山口のポストに入れる、というのが当たり前です。ですが、手書きは面倒だし、登山届ポストを見つけなきゃいけないし、さらに個人情報の流失も心配です。

そこで、オンラインのトレラン届です。「トレランプラン」をWeb上で作成して、そのURLを家族や友人(もちろん同行する仲間たちとも)と共有する、ってのはどうでしょう。山と自然ネットワーク「コンパス」(無料)がとても使いよいです。「地図から(トレランプランを)作成」「書式から(トレランプランを)作成」のふた通りがありますが、「書式から」の方が自由度が高いです。

で、大事なこと。経由地名(○○山山頂、XX峠など)とその到着/通過予定時刻、下山地名、下山予定時刻をちゃんと書いておくこと。下山時刻を(最短3時間の設定)すぎても、あなたが「コンパス」に下山通知を送らないと、「コンパス」から緊急連絡先(家族や友人にしておきましょう)に『下山していません』とメールが送られます。

高尾でも遭難できます

「山から下りてこない」。そんな知らせが届いたら、家族や友人はあなたと連絡をとりたがるでしょう。でも、つながらない。そしてどうにもならなくなったら、状況説明とともにそのURLを所轄の警察(高尾山域なら高尾山域なら高尾警察/高尾山岳救助隊)に届け出ればいいのです。走る(走った)コース、それぞれの経由地の到着通過予定時刻などがわかっているので、捜索しやすくなります。

まさか! に備えて、たとえ10kmでも半日でも、山を走るなら、その日のトレランURLを作って、家族や友人と共有しておきましょう。高尾でもカンタンに遭難できますから。

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