気遣いは人に対してだけでなく
高尾の山々は東京都の自然公園です、その陣場山にまでいたる広大な山域を管理整備する高尾のレンジャーさんたちと先日意見交換をしました。とても有意義な内容だったのですが、ひとつ大切なことを指摘されました。
われわれがおすすめしている城山天狗トレイルの一部は「登山道=トレイル」ではないのだそうです。
「え?」
踏み跡があるからといってそれが登山道(ハイキングコース)とは限りません。誰かが森の中に分け入り、他の人がその踏み跡に続き、次々と多くの人が真似ただけのこと。草木や小動物は踏まれつぶされ、やがて裸地(土がむき出しの土地)になってしまいます。
高尾マナーの「歩いてすれ違いましょう」は歩く人への気遣い、配慮です。同じように山に思いやりを、自然を大切にしましょう、気遣いましょう。
このサイトにもマナーガイドにも「山々を大切にしましょう」「ゴミは必ずもち帰りましょう」、そして「トレイルから外れない」と唱っています。
今回の場合は「トレイルから外れない」どころか、知らぬこととは言え、誰かの踏み跡をなぞってしまいました、裸地を広げてしまいました。多くの人に自然破壊を勧めてしまいました。大変申し訳ない、お恥ずかしい。
以上のことから城山天狗トレイルの日影沢林道入口から城山までのコースを変更します。どうか今後は日影沢〜城山の区間は林道(舗装路)を通るようお願いいたします。HPのトレイルマップもGPSデータも修正しています。